5.まとめ
データマネジメントの概略シリーズをご一読いただきありがとうございました。最後に要点をまとめましたので、取り組みの第一歩の参考になれば幸いです。
- データの価値とは? ➡ データは「21世紀の重要な資源」。データを活用することで、意思決定の質・スピードの向上を図ることができ、組織の目的を達成するために役立つ。
- データマネジメントとは? ➡ 組織がデータを管理し、データから価値を安定的に生み出すための方法論。
- データマネジメントのゴールとは? ➡ 「データのライフサイクルを管理し、高品質なデータをいつでも使い意思決定できるようにすること」、「ステークホルダーのニーズをデータから理解し、支援につなげること」
- データマネジメント戦略とは? ➡ 組織がデータを活用し、意思決定の質を向上させ、目標を達成させるための青写真を作ること。
- データマネジメント戦略のゴールとは? ➡ 「収益の向上」・「コスト削減」・「組織変革による成長」の大きく3つにわけられる。
- データマネジメントのフレームワークについて ➡ リソースが限られる中では、「すぐに準備できるデータ」と「すぐに実行できる業務プロセス」を基に進められるDMBOKピラミッドが有効。
以上です。
日本におけるデータマネジメントの情報はまだまだ少ないのが現状ですが、「データマネジメントに取り組むことでデータの価値を向上できる」という世界観があることを知ってもらいたく書きました。
お付き合い頂きありがとうございました。データ活用文化が更に広まっていくことを願いつつ、引き続き情報発信していきます。
最後に、DAMA-DMBOKについて紹介させていただきます。今回の【ゼロから学べる! データマネジメント解説シリーズ】にあたり参考にさせていただきました。
日本におけるデータマネジメントの浸透はまだまだこれからといった段階ですが、体系的に学べるDAMA-DMBOKは自身の知見を広げるにあたりとても役立っています。
DAMA-DMBOKの日本語版を出版された方々に感謝しています。(おかげで英語版を読むよりもかなり時間短縮することができました…。)
この場でお礼を申し上げます。
また、これを機にDAMA-DMBOKに興味をお持ちいただける方がいましたら、ぜひ一度手にとってください。データ活用の幅と深さを広げられると思います。